お茶大国である台湾には様々茶葉茶が売られていますが、その中でも特に変わり種なのが今回紹介する客家檸檬茶です。

客家人が作る柑橘類を使用した茶葉の一種で、檸檬と名前にある通りレモンベースとなっています。
その見た目は


これを見てすぐ茶葉と分かる人は少ないのではないかと思います。

製法は中身くり抜く→茶やその他材料と混ぜ合わせる→詰める→蒸す・圧縮する・焙煎・干すを複数回繰り返すという複雑なもので、半年以上の時間がかかります。
ベースとなる柑橘類によりいくつか種類があり、
・サボンを使用した老柚茶
・みかんを使用した酸柑茶
・レモンを使用した檸檬茶
などがあります。

お店での売り方はこんな感じで大きな鉄缶に入れて売られています(これは酸柑茶ですが売り方は同じ)

値段は1斤(600g)1500元と思いの外安め

1個あたり50g少々、これで130元ほど。手頃な値段でインパクトがあるのでお土産にもいいと思います。

飲むときはまず布などに包んで砕きます

しかしかなり固くちょっと叩いた程度ではひびが入るだけ

がんばって粉々にしました。この作業は意外と大変なのでただ飲めればいいという人には予め砕いたものも売られています。

茶器に入れて熱湯を注ぎ

茶杯に移していただきます

ベースの風味はプーアル茶ですが主張は控えめで、そこにレモンのさわやかさが加わっていますので苦手な人でも飲みやすいと思います。
胃に優しく、砂糖を加えて飲んでもいいとのことです。