最近台湾のバス業界は変化が激しく、消えていく路線や業者がいくつもあります。元々年末で区間短縮となる台東-高雄線を乗る予定でしたが、せっかくなので消滅予定路線・危惧路線を組み込んで台湾一周することにしました。
ルールは単純で鉄道は使わずバスのみで一周、それだけ。高速バス不可などといった縛りもなしとします。バス乗車がメインですが、乗り継ぎ時間などを利用して観光もしたいと思います。
出発は台北轉運站から。私は普段バスで宜蘭方面へ向かう場合自宅に近い大都會客運(たまに首都客運)を利用するのですが、今回は綺麗に一周(発着地が同じ)するため轉運站から発車する噶瑪蘭客運に乗車します
首都や大都會と違い指定席でレシート券が出てきました
実は初めて利用する噶瑪蘭客運。クリスマスということでスタッフの方はサンタ&トナカイの扮装
乗車するのは10:25の便
では一本目に乗り込みます
シートはこんな感じ。指定されたのは二人がけの通路側でしたが、前後に分かれてしまったグループの一人と交換して窓側へ移りお互いハッピー
高速バスで長安東路を走るのは新鮮
建國高架を通り科技大樓を経由、高速3号支線→本線系統と進みます
本来ならばそのまま高速を進むところ「渋滞情報が入ったので(縣道)106号線経由に変更します」とアナウンスが入り、急遽一般道へ
結局1時間40分ほどかかって羅東ターミナルに到着しました
宜蘭縣の県都は宜蘭市ですが、バスターミナルは羅東のほうが賑わっています
次に乗るバスの時刻表。1日2往復まで減便されている「消滅危惧路線」です
2時間近く待ち時間があるので羅東の町を散歩。丁度昼時なのでごはんを食べようと探すと気になる店を見つけました
夜がメインのようですが個人向けのランチもあり、海鮮あんかけご飯(110元)を注文。割と美味しかったです
林業文化園區の方へ行っても良かったのですが、時間が中途半端になりそうだったので付近をぶらぶら。駅付近には鉄道をモチーフにした遊歩道があります
発車時刻が近くなったのでターミナルへ戻るとこれから乗るバスが入ってきました。運行会社は先程と同じく噶瑪蘭客運ですが、路線番号が3桁の「市區公車」(ローカルバス扱い)なので宜蘭縣公車塗装になっています