台湾北部の海岸沿いにある観光地に行くと石花凍と書かれた看板をよく見かけます。凍はゼリーの意味で、石花菜で作ったゼリーということになります。では石花菜とは何か?これは天草(てんぐさ)のことで、つまり石花凍とは台湾式ところてんということですね。
石花凍は一杯30~50元程度で買って食べることができるほか、原料の石花菜も売られているのでDIYを試してみました。

今回は北關海潮公園の売店で購入。右下に下がっている袋が石花菜で、あらかじめパッキングされているのは量が多いので量り売りしている店で少量売ってもらいました

量り売りだと説明書きがつかないので写真を撮っておきました(まあネットで調べれば出てきますが)

では早速作ります。ボウルに入れ(これで買った量の半分、25元分)

洗います。ちょっと縮みました

鍋にたっぷりの水を入れ、煮立ったら石花菜を入れて弱火で1時間

濾して粗熱を取り

タッパに入れて冷蔵庫へ

数時間冷やすと出来上がり。きっちり固まっています

そして適当な大きさに切り、日本では黒蜜などになるところレモン汁(我が家では金桔檸檬で代用)をかけて頂くのが台湾式

似たようなものに愛玉檸檬がありますが、こちらのほうがしっかり固まり何日か置いても崩れません(愛玉は一旦固まった後また溶けていきます)。
ただ数分揉んで1時間冷やせばOKの愛玉に比べて圧倒的に手間がかかるので、原料が安く手に入る産地以外ではシェアが少ない理由がわかったような気がします。