10月14日をもって左營~鳳山の台鐵線路が地下化されました。それに伴い様々な記念乗車券やカードが発売されましたが、そのうち目玉となる乗車券セットを購入してきました。2000セット限定で、お一人様2セットまでとなっています。最近発売された記念硬券類は5セットまでが基本でしたので、かなりきつめの制限です。

発売は8:30からとなっていましたが、もちろん早めに行きました。1000人分はあるので買えないことはないだろうと思いましたが、遅く行くと発売開始を待つ時間は短くても開始後に順番が回ってくるまでの時間が長くなるため、バランスを考え7時くらいが妥当だろうと考えて予定通りに到着。すでに多数の人が列を作っていました。

ざっと見た感じ前にいるのは650人ほど。とりあえず買うことはできそうです。

8時少し前に8時丁度から整理券を配るというアナウンスがあり、実際に配布が始まりました。購入者が動くのではなく、列はそのままで係員が前から順に回り渡していくスタイル。整理券を貰ったら列を離れて後でゆっくり買いに来てくださいというものではなく、そのまま待機します。割り込み防止と買える見込みのない人に無駄な時間をかけさせないことが目的のようです。
配布しながら動画撮影もされましたが、こちらは不正防止ではなく台鐵の公式Facebookで現場中継を流すためのようでした。

そうして受け取った整理券は603番。650人という見立てはまずます正確だったようです。
用意された整理券は1000枚。基本ほぼ全員が2セット購入する前提のようです。配布の際拡声器で番号を読み上げており、1000番に達した時には歓声が上がりました。配布終了は8時28分でしたので、発売開始時刻になってから来た人は完全にアウトでした。

そして時間どおりに発売が始まりました。これまでに列んだことのある記念乗車券発売では順番までかなり時間がかかり、イライラさせられたものでしたが今日は予想外にハイペースで列が進んでいきます。わずか1時間ほどで順番が回ってきて9時半には乗車券セットを手にすることができました。

発売体制はこんな感じでした。完全に売り切る前提で5窓用意し券番順にこだわらず同時発売。5倍の速度で捌いているののですから早いのも頷けます。つまり最初に列んだからといって0001番のセットが買えたわけではないようです。

駅構内の様子。かなりの見物客もいるようでごった返しています。柱の周りには各駅の記念スタンプが用意され、乗車券セットの台紙へ押せるようになっていました。

特設ステージでは何やらイベントが。

スタンプを押したところで駅を出て、昨日で役目を終えた仮駅の方へ行ってみました。

パッと見は昨日までと変わりませんが

正面入口はすべて閉じられ、ガラス越しに覗くと中は閑散としていました。

仮駅ありがとうの横断幕。

脇の入口前には特設の案内カウンターが。ここから中を覗くと数人の警察官と荷物搬出と思われる人たちがいました。

さて、では購入したセットを見てみましょう。

台紙。硬券入場券6枚+軟券入場券2枚+準常備乗車券1枚がセットできるようになっています。

小袋の中には台紙にセットする入場券、乗車券のほかに一日乗車券がセットされています。硬券の日付は準常備乗車券のみダッチング、入場券は印刷でした。

そしておまけ扱いでICカードがなんと4枚も付いていました。台鐵の改札機に対応した悠遊卡、一卡通、愛金卡、有錢卡が各1枚。特に愛金卡の記念カードは珍しいのではないかと思います。

この他にも記念一卡通、このセットにも入っていた一日乗車券、MRTとのセット券なども発売されましたがいずれも早々と売り切れてしまったようです。