台湾各地にはかつて数多くの製糖工場があり、その多くは操業停止となった後観光施設として再生しています。そのうち一つが花蓮縣光復鄉にある花蓮観光糖廠です。花蓮市に滞在した折に午後の時間がまるごと空いていましたので足を伸ばして訪問してみました。

糖廠は光復駅から丁度1kmほどの場所にあり、少し距離がありますが徒歩でアクセス可能です。台灣好行バスが門の前に止まりますが、半数が非常に少ないのでよほどタイミングが合わないと使えないと使えません。
ということで駅から歩いていくと糖廠の煙突が見えてきました

正門前に到着。入場料は必要ないので自由に出入りできます

ここからも煙突が見えました。これはもう少し近くで見てみたいですね

入口近くには見慣れた機関車が展示されていました。実際にここで使われていたものでしょうか?

まずは工場エリアから見学。自由に散策できるようになっていますが、わずかに解説看板が設置されている程度であまり積極的に見せている感じではなく、歩いている人もまばらでした。
一部立入禁止の建物もあるのでそこは入らないよう注意します

構内にはレールが残されており、やはり糖鐵が活躍していたようです。以前はナローゲージであった花東線との直通運転などもあったのでしょうか?

奥の方には土台だけ残された構造物があり遺跡のようです

どこにも行けない階段

このいかにも工場!という感じがいいですね

気になっていた煙突のところへも行くことができました

続いて南側のエリアへ。ここには池や売店などがあり、観光客はこちらに集中していました

糖廠といえばアイスクリーム。ここはソフトクリームとアイスバーがメインでご覧の通り人気があります。お会計と受け取りがわざわざ別の窓口になっているので団体さんなどかなりのお客さんが来るのでしょう

私はパパイヤ風味のアイスバーを購入してみましたが美味しかったです

“SL列車”も運行中

最南部には広大な宿舎エリアがあり、うち何棟かはホテルとして泊まれるようになっています。花蓮糖廠はこの日式宿舎に泊まれることで有名で、人気も高くそこそこいいお値段がするようです。私もいつか泊まってみたいですね