突然大家さんからLINEメッセージが入り「ギフト券もらった?まだなら夜(里辦公室の)7階へ行きなさい」
※里とは行政単位の最下層で市>區>里となっています

メッセージには()内が書かれておらず、最初は訳も分からず「住んでいるマンションの」7階に行きましたが何かあるわけでもなく、その後どうやら里辦公室のことらしいとわかりそちらへ出直しました。MRT駅ビルの中にあり、長いこと住んでいますが来る機会はなく存在すら知らなかった場所です。

エレベーターを出ると公民館にあるような長テーブルが準備され、おばちゃんが集団が待ち構えています。そして
「受け取りですか?こちらへどうそ~」
「はい身分証出して~」
「ここにサインを~」
という感じで頂いてきたのがこちら

中身は

カルフールギフト券225元

これはどういうもの?まさか選挙が近いからその対策??と思いましたが、券面に書かれた文字を見て理由がわかりました。それは
「台北市文山區ごみ焼却場売電およびごみ代理処理収入還元」

確かに文山區の果て、動物園のあたりにはごみ処理施設があります。どうやらそこでは焼却熱による発電を行っていて、その収入を區民に還元したということのようでした。額面が225元とえらく中途半端なのは収入額を人口で割ったのがこの数字なのでしょう。対象は文山區に戸籍がある人で、私もその対象となったのでした。

調べてみると同様の施設がある各區で同様の制度があり(大元は市の条例)金額や還元方法はバラバラ、施設のない區は還元なしというとなっています。

若干疑問なのはなぜカルフールなのか?という点です。というのも文山區に店舗はなく、最寄りは市外の新北市新店區になります。できれば文山區に店舗がある全聯とか愛買にすると地元にお金が落ちていいと思うのですが、どうなんでしょう?