台鐵の小駅を訪ねるシリーズ、今回は縦貫線の百福駅です。

百福は台鐵捷運化政策の中で造られた新しい駅で、2007年に落成しています。台北近郊にありながらまったく行く機会がなく、平溪線方面へ出かけた帰りがけにこの記事を書くために下車してみました。

ホームは2面3線で西行のみ待避線がある変則的な構成。これは海側はすぐ先が道路でスペースがなかったため

川を挟んだ向かい側に大きな住宅地があり、ここの住民が利用者の大部分を占めます

行政区は基隆市

駅舎は橋上で有人駅


出口は2個所あり、まずは南側に出てみます

通路を進むと二股に分かれており、とりあえず左へ

長い通路を抜けた先は


いかにも山道な車道

いかにも何もない場所に後付で駅を作った感があります

工事現場へ続いていそうな下り道があり、進んでみると

通路が続いており先ほど分岐したもう一方に繋がっていました。正直2本も必要??と思いましたが何か必要性があったのでしょう


今度は反対側の出口へ。先程とは打って変わって開放的な雰囲気で多くの人が歩いています。実は小駅ながら台鐵49位の乗降者数を誇り、この駅の設置は成功であったと言えるでしょう

橋の上から駅舎を振り返り

駐輪場には多くのバイクがありパーク&ライドをする人が多い様子

橋を渡って住宅地(百福社區)の方へ行ってみます

漢字一文字+数字+街/路といういかにも基隆らしい通りの名称

手前の部分だけしか歩きませんでしたが学校や商店、住宅がありかなり大きな町のようでした。逆に観光スポットなどはまったくなく、百福は完全に住民のための駅と言えそうです