(前の記事の続き)

車両置場。よく見かけるものからレアなものまでズラリ。高雄機廠は客車専門の工場なので電車の姿はありません。ほとんどが莒光號のもので、復興號・普快用は少なく現在の運行状況を反映しているようです。

普通の客車に混じってこんなものが。改造途中のようですべての内装や塗装が剥がされています。


莒光號の谷間。車両の現存数は多いですが、以前より運行数は減少しているので休んでいる車両も多いようです。

南側の留置線方向。この先線路は外部へ延びていて高雄駅からの線路と合流しています。つまり入場するにはスイッチバックが必要ということですね。また以前その先は高雄港駅へと繋がっていましたが現在は廃止され、ライトレールへと転換されています。

莒光の台車。間近で見るとかなり大きいですね。

洗車の実演。

工場内は比較的自由に歩き回れたのでぶらぶらしてみました。

PP自強號の検修場。仕組みが大きく違うためか、他の客車とは分けられているようです。

少し離れたところから。

その脇には事故車両と思われるとんでもなくボコボコになった莒光と復興が。鉄の価格が下落して売却するタイミングがなく、なんともう10年もここに置かれているそうでです。

こちらは普快~莒光の整備場。

裝配場(クーラーの脱着、窓・座席などの整備を行なう建物)。

最後にトラバーサーの実演を見学しました。まずはトラクター型スイッチャーで引出し

平行移動します。


再びスイッチャーに押され、留置線へ。実はこの車両、かなりのレアモノの検測車です。よく見ると天井にドーム状のものが前後2箇所取り付けられているのがわかります。

中を覗くとこのような感じになっています。

現役の工場を見学でき、大満足のイベントでした。もうかなりお腹いっぱいですが引き続き午後の部、潮州基地への見学へと続きます。