先日名古屋方面へ旅行した折、駅の売店で「台湾まぜきしめん」なる謎の商品が売られているのを見かけました。便乗品の匂いがプンプンいたしますが、名称に台湾とついているからには買わざるを得ません。

メーカーは宮きしめん。お値段2食で1080円也。普通のきしめんより高めの設定です。

開けてみると麺と台湾ミンチという文字が印字されたレトルトパックが入っていました。

麺は特に変わったところはない普通のきしめん。ポイントはレトルトの方ですので、一旦お椀に開けてみました。

台湾ラーメンに乗っているような、いかにも辛そうなタレ(具?)です。このあと茹で上がった麺の上にかけてみましたが、あまり美しくいかなかったので撮影しませんでした。ナポリタンの麺が白く太くなったものをご想像いただければほぼ合っているかと思います。

食べてみますとこれがかなり真面目に辛かったです。食べてすぐに汗が吹き出してきました。ひたすら辛さのインパクトが強く、きしめんの印象はほとんどありません。

台湾ミンチという名前はついていますが、こういう味付けの料理は普段食べられる台湾料理の中にはないですね。完全にMade in 名古屋の食べ物(所謂名古屋めし)です。
そもそも台湾人が考案した(台湾にあるわけではない)台湾ラーメン→そこから派生した台湾まぜそば→さらにそれに便乗した台湾まぜきしめん、ということですでに台湾とは遠い親戚ですらないのでさもありなん、といったところですが。

普通に食べるなら断然ノーマルなきしめんの方が良いですが、インパクトはあるので特に辛い物好きな方へのお土産にはいいかもしれません。