台湾の伝統的な格安宿泊施設、旅社。安く泊まれることはもちろん、そのレトロな雰囲気が大きな魅力となっています。
今回は雲林縣斗南鎮にある佳賓大旅館を紹介します。

斗南には駅近に3軒の旅社が近接してあり、しかもすべて改装されておらず昔ながらの姿を保っていて旅社天国となっています。その中で最初に選んだのが佳賓大旅館で、特に注目したのがGoogleマップにおける高評価。執筆時点で4.1と他の2軒が3に届かない中頭一つ抜けており、設備の古さなどから評価が低くなりがちな旅社の中で目立っています。

旅社外観。交差点に面した角の入口は薬局になっていて、新營の嘉南大旅社を想起させられます(あちらも薬局併設)

旅社の入口はこちら。二代目でしょうか、若いお兄さんが手続きをしてくれました

鍵を受け取り2階の部屋へ

カウンター下にある大金庫とデスク中央に埋め込まれたレトロなコントロールパネルが気になります

さて、早速階段近辺がいい雰囲気を出しています


3色の飾り窓

古い旅社には必ずある空襲避難の案内図


そして昭和板ガラスの窓

この旅社は壁一面の鏡が特徴

部屋はこんな感じで清潔感があっていいですね


水回りは残念ながらバスタブなし。部屋によってはタイル風呂があるみたいなので次回はリクエストしてみたいですね

部屋の窓からはお向かいが見えます

個人的に気になったのが備品のイナカブランド扇風機。姉妹品でトカイがあったり?

これで宿泊料金は600元。安くて快適なお泊りができました