先週紅茶を買いに日月潭まで行ってきたばかりですが、丁度日本から来た友人と阿里山鉄道に乗ろうということになったため阿里山茶の産地訪問を組み込んでみました。
ということで2週連続で台湾十大名茶シリーズをお届けします。

最初にお断りしておきますが、恐らくこのシリーズ中最も面白みのない記事になっていると思います。
と言いますのも大雨に遭ってしまい、ほとんど写真が撮れなかったためです。

まずは嘉義駅から阿里山鉄道に乗車。

前回乗ったのはもう何年も前のことですが、変わっていません。今回乗車したのは土日のみ運行、奮起湖止まりの自由席便中興號。

残念ながら雨で窓が濡れていたため車窓の写真はありません。

終点の奮起湖で下車。着いたときには大雨になっていました。

丁度昼時ということでまずは名物の奮起湖弁当をいただきます。160元と弁当にしてはかなり高いのですが、その価値は十分にある美味しさ。コンビニで売っているなんちゃって奮起湖弁当とは全然違いますね。

しばらく阿里山鉄道の車庫で雨宿りしていましたが、時間になっても止まないのでバス停へ移動して阿里山ゆきのバスに乗車して醫療中心で下車。
実は阿里山珠露茶の主要産地、石棹地區へは嘉義から直接バスに乗ったほうが圧倒的に早くて便利なのですが、森林鉄道はバスとは比べられないくらい乗っていて楽しく、奮起湖観光もできますので時間が許せば鉄道経由がお勧めです。

相変わらず大雨の中少し坂を上がるとお目当ての富山製茶さんが見えてきました。

看板に十大名茶「珠露」のロゴが入っています。

今日は奥さんと若旦那さんが応対してくださいました。

富山製茶さんで作っているのは烏龍茶の焙煎なし・1時間焙煎・6時間焙煎・24時間焙煎と金萱茶、そして紅茶の6種類。焙煎茶はたまに見かけますが、3種類も用意しているのは珍しいですね。
焙煎なしと1時間焙煎、6時間焙煎と24時間焙煎の風味が似ているということで、焙煎なしと6時間焙煎の試飲をお願いしました。

左が焙煎なしで右が6時間焙煎なのですが、見た目にはほとんど違いがわかりません。しかし飲んでみるとまったくの別物。焙煎なしはすっきりとした所謂高山茶の味わいで、6時間焙煎のものは味に深みがあります。

こちらは淹れ方にかなりこだわりがあるようで茶葉の量や蒸らしの時間、茶壺の運用方法まで細かく教えてくれました。逆にどう淹れてもOK!という生産者さんもいて面白いです。

どちらも美味しかったのでそれぞれ1包(150g)ずつ購入。焙煎なしが500元、中焙煎が625元でした。

バスの時間まで少々休憩。隣を覗くと製茶の設備があります。

室内全景。

外に出るとほとんど雨は止んでいました。が、すごい霧。

結局途中でまた大雨が降り出してしまい、やっとのことでバス停までたどり着きました。結局大雨の中撮影できた茶畑の写真もこれ1枚だけ。

是非また天気のよいときに再訪してみたいものです。

富山製茶
嘉義縣阿里山鄉樂野村1鄰樂野7號
8:00–17:00