1月末に新しいMRT路線が開業しました。新北市の大坪林から新北產業園區までの15.4キロを結ぶ環状線です。名称の通り環状運転を行う計画はありますが、現段階では部分開業で折り返し運転を行っています。
今回1区間のみではありますが、板橋~新埔民生間を体験乗車してきました。

この路線が開業するにあたって新たに登場したものがあります。それは改札外乗換で、東京の地下鉄などではおなじみですが、台湾では初です。
奇しくも板橋と新埔民生間はどちらも改札外乗換対象駅ですので、両方体験することになりました。
(改札外乗換を案内する看板)

板南線板橋駅です。専用の乗換改札機が用意されており、片道乗車トークンの場合「投入してください」ではなく「タッチしてください」表記になっています。


乗換には板橋駅を西から東へ横断する形になります。途中で案内が途切れ、少々わかりづらいように思いました。

一旦外へ出て公道を渡り、長距離バスターミナルの傍に環状線ののりばがあります。

開業したてなのでピカピカです。ずらりと並ぶ改札機は壮観。

もちろんホームドアは完備されています。

車内の様子。通常のMRT車両より小さな規格を採用していますが、文湖線よりは広く感じました。

この路線には「遅い」という評判がついて回っているのですが、確かに発車後かなりの間ノロノロ運転が続き遅く感じました。ただ直線区間ではそれなりのスピードになったのでカーブが多いのが原因の一端であるようです。

新埔民生で下車。


ここでも改札外乗換をするので黄色い改札機にタッチ。

新埔民生と新埔は完全に別の駅で屋外の公道をしばらく歩くことになります。そこそこ距離もあり、雨の日はきついではないかと思いました。
乗換駅指定をするのであれば連絡通路を整備したほうがいいと思います。

新埔に到着。

なお乗換時間は20分以内と短めに設定されていますので注意が必要です。