恆春にいくつかある観光スポットの中で最も存在感があるスポットが城門と城壁です。
台北をはじめかつて城壁があった都市には今でも古蹟として残っているところがいくつかありますが、恆春は東西南北すべて揃っている上に比較的長い城壁もあり台湾ナンバーワンであると言えます。
そんな城門をすべて回ってみました。

まずは東門。市街地から出火奇觀へ向かう途中にあるため、ついでに見ることができます。

ライトアップされているので夜間の見学も可能。
保存状態も良く、内側も綺麗です。現在城門を道は通っておらず、完全に見学用。

城門脇に階段があり、そこから門の上に上がることができます(残念ながら暗かったので写真は断念)。
さらに南門方向へ向かって城壁が500mにも渡って続いており、遊歩道になっています。かなり幅が広いので夜間でも問題なく歩けますが、柵などはないので十分安全に注意しましょう。

続いて南門。ロータリーの中心にあり、最も立派ですが唯一登れない門となっています。

横から見た図

3つ目は西門。表側から見ると町の中に埋まっており他所とは趣が異なります。

裏側から見ると東門と同じ造り。

ここは現役の道路が通っており時々地元民の車や自転車が通過していきます。
門の上にも上がることができ、短いですが城壁も残っています。

西門から少し歩くと再び東門のような長い城壁が出現。

その上を歩いていくと最後の北門へ到着します。

裏側より。西門と同じく現役の道が通っており、割と車の通行量もあるので見学の際はよく周りに注意しましょう。

これらの城門・城壁は清朝時代にアメリカ・日本とそれぞれ外交トラブルになり軍事行動に発展したのをきっかけに建設されました。その後日本統治となり役目を終えましたが、日本統治時代から史跡指定がされており現在も

4箇所回って1時間ほどですので、恆春訪問の折りには見学することをお勧めします。