台鐵の小駅を訪ねるシリーズ、今回は縦貫線の林鳳營駅です。

台南市六甲區唯一の駅で一応代表駅ということになりますが市街地からは遠く、區間車のみが停車する静かな駅となっています。

台南方面からの區間車で到着

廡殿頂構造と呼ばれる伝統的な中国式の上屋が特徴的なホーム。海側が単式、山側が島式の2面3線構造になっています。

両隣の駅まではそれほど遠くないですが隆田は官田區、柳營は柳營區でそれぞれ別の行政区

山側には何やら大きな建造物がありますが、調べたら飼料工場とのこと。かつては専用線がつながっていたようです。

海側ホームには結構立派な花壇?があります

その脇には池とミニ庭園まで

台鐵標準の吹付け駅名はなぜか線路と直角の妙な場所にありました

では出口の方へ。手前の柱と奥の駅舎ではまったくスタイルが違うのがわかります。

駅舎は木造瓦屋根で、日本統治時代のもの。史跡指定を受けており、林鳳營駅最大の特色となっています。

待合室の様子。木造の椅子がとてもいい感じですね。

出札窓口周辺には券売機2台、ICカードリーダー、発車案内モニタなどが所狭しと設置されています。運賃表も他の駅とはちょっと違った狭幅のタイプ。

磁気カードの回収箱が設置されているのは珍しいですね。利用者が多いのでしょうか?

改札口

上方には古い駅定番の空襲避難地図

別の場所には避難用見取り図もありました

早速外に出ようと思いましたが、急に大雨が。しかも持ってきたつもりの傘がなく、仕方がないので待合室でしばらく雨宿り。

30分ほどしてようやく雨が弱まり、外に出ました

これから駅付近の探索へ出かけます

(後編に続く)