本日台北を含む地区で城鎮韌性演習(以前は萬安演習と称した)が行われました。自然災害等の緊急事態に備えたものとされていますが、国防部が主催者に名を連ねていることからもわかるとおり主な狙いは中国からの攻撃に備えたものと言えましょう。
演習中は車両の運行を止めたり市民を屋内に避難させたりといったことが行われますが、今年新しく加わったのがインターネット低速化演習でした。これはそのまま演習期間中インターネットの速度が低下するというもので、昨今中国工作船による海底ケーブル切断が頻発していることによるものを受けてのことと思われます。
全回線で実施してしまうと国が麻痺してしまいますので対象はモバイルネットワークとされました。
では実際どのくらい低下するのか?IT関係の人間としては気になりましたので実際に計測してみることに。方法・条件は以下の通りです
・スマホのテザリングを利用してPCをインターネットに接続
・キャリアは台灣大哥大TS(TAIWAN MOBOLE-旧TAIWAN STAR)
・中華電信の速度計測ツールDr.Speedを利用して計測
・同時にGoogle DNS(8.8.8.8)へのpingも計測
結果は以下の通り。演習(14:30-15:00)の真っ最中14時43分
Dr.Speedは下り計測不能、上り14.18Mbps

pingは3桁でほぼ障害時の数字、かなりの重さになります

演習終了時間少し前の14時58分。すでに通常速度に復帰しておりDr.Speedは下り14.44Mbps/上り14.35Mbps

pingは1桁

どうやら下りのみを規制しているらしいことがわかりました。演習中Webサイトを閲覧してみましたがGoogleのトップページを表示するにもしばらく待たされます。