サイクリングの後恆春市街でお昼を頂くことになりましたが、せっかくなので何かご当地グルメを頂きたいところ。ただ新竹ビーフンみたいな地域全体での名物はないので適当にサーチしていたところドラゴンフルーツを使った料理があるという情報をキャッチ。もちろんデザートとして付いてくるとかではなく、食材として使っています。
幸い休業日ではないようなので早速お店に向かいました。

お店の名前は甘味食堂 樺府。特にスイーツのみせではなくごはん屋さんなのに甘味とつけてしまうあたり個性を感じます

店は角にあるのですが、90度曲がってみるとそちらにはお持ち帰りカウンターらしきものがあり、そこにドラゴンフルーツとサンプル(というか現物)が置かれていました。これが件の名物料理で間違いなさそうです

脇にあったメニュー写真によると料理名は爸の洋蔥火龍捲。捲(餅)の日本語は何かな、としばし考えましたが英語表記がブリトーなのでお父さんの玉ねぎ入りドラゴンフルーツブリトーということになりましょうか

店内に入り早速注文しようとしましたが、ここで気になるポスターが。なんと玉ねぎアイスクリームとのセットメニューというものがあります。この地域では独創的なメニューの開発が盛んなのでしょうか?

とても気になりますので迷うことなくこちらを注文しました

そして出てきたのがこちら。サンプルと寸分違わぬものが出てまいりました。ご丁寧にドラゴンフルーツソースまで添えられています

インパクトは絶大ですが、味はどうなのか?正直ネタ料理かと思っていましたが、これが意外と(といっては失礼ですが)美味しかったですね。ドラゴンフルーツの甘みをしっかり感じるのですが、これが中の具材(選べるのですが私は鶏肉にしました)とマッチしている感じがします。以前マンゴを包んだり揚げたりした料理を頂いたことがありますが、それに通ずるものを感じます(フルーツが中に入っているか皮に使われているかの違いだけで)。
フルーツの入った料理は許せない、という人でなければ美味しくいただけるのではないでしょうか?

そしてデザートタイム。ネギ+何か(チョコレート・ミント・ミルクなど)という組み合わせで複数のフレーバーがあり、最もタマネギを感じられそうなミルクを選択

成分の最初にタマネギが来ているあたり本気を感じます

蓋オープン!某スゴイカタイアイス並みに硬め、ミルクなのに黄色みを帯びた色と黒いツブツブがただのミルクアイスではないことを主張しています

風味は「妙にコクのあるバニラ」。少なくともミルクアイスの味ではなく、おそらくタマネギのせいでバニラの方向に引っ張られています。正直タマネギを入れるメリットはまったくもって感じないのですが、決して不味くない。少なくとも以前食べた長ネギアイスよりずっとまとも、という結論

間違いなく話のタネにはなるので恆春訪問の折には試してみてはいかがでしょうか