台湾本島最北端・富貴角からそれほど遠くない山中に非常に特色のある廟があります。タイトルの通り全体が珊瑚と貝殼で装飾されている廟で一見の価値がありますので近くへ茶葉を買いに行った折に足を延ばして見学してきました。
Googleマップ上では(新廟)と表示されますが、新があるということは旧もあるということで、実は以前紹介した富福頂山寺が移転・拡張したものとなっています(旧廟はすでに閉じたという話も聞きますが記事執筆時点ではマップ上で閉鎖となっておらず、2ヶ月前に訪問している人もいるようなので実際のところは不明です)。
山間ののどかな風景の中を歩いていきますと、突然大きな建物が現れます
旧廟において貝殼廟は通称のような感じでしたが、新廟では正式名称となっているよう
建物は数段立派になり、立地も国道に近くなったためか多くの参拝者で賑わっていました。子供連れも多く見られましたので観光スポットとしての側面も大きいようです
正面の様子。カラフルに装飾されていますが
これ全部天然の貝殻と珊瑚なんですよね
この龍ももちろん貝殻と珊瑚
熱心に参拝されている方が多くいらっしゃいました
私も手順に従って参拝。線香を3本取り、中央の神様を拝んだ後後方の炉に立てるという手順です
参拝が済んだら一番の見所である洞窟へ入ります。入洞にあたっては参拝が済んでいることが必要で、入口で確認されます。またカバンは前に抱えるよう注意がありました。あちこち出っ張っているところがあるので引っかかってしまうのでしょう
洞窟は旧廟にもありましたが大幅にパワーアップしています。よくぞここまでのものを作ったという感じ
壁のあちこちには神様が鎮座しています
貝殻の装飾も手抜きなく綺麗に嵌められていました
そしてなんと平屋ではなく立体構造になっていて上り階段が現れました
先ほど通ってきた場所を見下ろし
再び1階へ
ここ壁一面の見事な装飾も
もちろん貝殻
この3段になった池は何でしょう
このように悪いと思うところにかけると悩みや穢れが取れるそうです
側の天井まで届く木も立派
洞窟の外に出てきました。改めて本堂内を見てみると柱や
天井も見事
お茶と水のサービスもありました。なにか食べたいという方は外に売店もあります
大変見ごたえがありましたが、実はまだ完成形ではありません。工事中の箇所があり、まだ大きくなるようです。
どうなっていくか日を改めて再訪してみたいと思います