台湾文化を象徴するものの一つである夜市。各地に多数ありそれぞれに特色があります。今回取り上げるのは台南の新營夜市で毎週土曜日に開催されています。

夜市は市街地中心部近くで開かれるものの、駅からは少々遠く徒歩15分ほどかかります。いつも利用している宿の目の前の道をまっすぐ進むと着くのですが、住宅地の中を通るやや暗い道で「こんなところに夜市なんてあるんだろうか?」と思いながら歩いていくと遥か先に煌々と光るものが見えてきます

入り口に到着しました

最初に目に留まったのは定番の蔥油餅。しかしこの店は一味違って普通なら一種類しかないところいくつものフレーバーがあります。そのせいか人気があり混雑しており、番号札を貰って後で取りに来るようになっていました

夜市にありがちな格安のパン屋さん。一番手前にあるコーンまで再現したソフトクリーム型が気になり、帰りに買って帰ろうと思っていたらこれだけ売り切れに…

結構な人出で賑やかです。土曜の夜だから混んでいるというわけではなく冒頭でも触れた通りそもそも土曜日のみの開催。実は毎日開催されるのが当たり前なのは大都市だけで、一部の有名な羅東・東大門など以外地方では週一程度の開催が普通です

謎の名古屋たこ焼き

タコはイイダコで100元と高かったのでパス

そしてこれまた謎の香蕉冰(バナナアイス)

メニューを見ると香蕉冰は単独の商品名でもあり、またカテゴリ名でもあるようです。お値段は20~35元と非常に低価格

初めてなのでベーシックな香蕉冰を注文。実は前回訪問時に売り切れていたのですが、今回は買うことができました

ふわっとした氷にほんのりバナナのような甘みがあり美味しいです。おそらくバナナは使っていないだろうと調べてみたところその通りで、かつて物資が乏しかった時代プレーンな氷に砂糖とバナナエッセンスを混ぜて売り出したのが由来で当時流行したとのこと。それが現代に伝わる数少ない店の一つというわけです

民生路との交差点。ますます人が多くなってきました。夜市はここで右へ折れて続きます

ここの夜市は幟が立っていたりお祭り感が強く歩いていて楽しいです。売っているものはほぼすべて食べ物で服や雑貨などがほとんどないのが特徴

本物の香港人がやっているという麺の店

ここの交差点で道沿いの屋台は終わりですが

道を挟んだ向こう側にある公園にも多数の屋台がありここが終点


ここはよりお祭り感が強いです

ちょっと変わった料理を出す屋台

都会の夜市では見られない巨大輪投げ

新營を訪れた際には必ず散策したくなる夜市です