もうとっくに記事にしたと思っていましたが、それは旧ブログでの話でこちらではまだでしたので改めて紹介してみたいと思います。
前回記事の貝殻廟からまっすぐ国道へ下りてきた地点、台湾本島最北端富貴角あたりに一部で有名な金剛宮があります。変なもの・面白いものが多数あるいわゆるB級スポットとしてかなりの知名度を誇り、ボリュームもあり見応えも満点。1回では紹介しきれないので前後編2回に分けていきます。

国道沿いにある看板。これを見る限り普通の四面仏を祀ったお寺です

入口に来ました。建物の壁にも大きく「泰國(タイ)」「四面佛」と書かれています

設置されている像もタイ風

この通路から奥へ進んでいきます

一歩入ると突然中華系の神様にチェンジ

通路の両脇に銅像が並んでいますがいきなりこれがかなりのインパクト。二十四孝という中国古来の親孝行の模範とされるストーリーがあるのですが、現代からするとあまりにも過激なものが多いのです

病気の親には鹿の乳が効くと聞き、鹿の格好をして群れに入り猟師に撃たれるリスクを犯してそれを手に入れるの図

色々突っ込みどころはあるのですが、とにかくシュールです

父が安心して寝られるよう上半身を晒し、身代わりになって蚊に刺されるの図。貧しくて蚊帳を買えなかったとのことですが…

親を授乳で養ったの図。本来授乳してもらえるはずだった子供が抗議しているのが何とも言えません

農作業中虎に襲われた親を助けるの図。なんと素手で立ち向かい、首を絞めて倒してしまったという勇ましすぎる話

ここで二手に分かれますがまずは右の方へ

主祭神であるはずの四面佛はこちらに鎮座していますが、正直他のインパクトに押され霞んでしまっている感はあります

おみくじマシンがあったのでやってみました。あちこちの廟でよく見かけるタイプで10元投入すると人形が奥に引っ込んで籤を持ってきます


籤は取出口脇の出っ張りに挿して抜きます。これを忘れると取り出せなくなるので注意

結果は見事な大凶。何やってもダメらしいです…

分岐へ戻り、更に奥へ。子連れ参拝者への配慮か乗り物が用意されていましたがこれは珍しいですね

通路沿いには何箇所かガラス張りの部屋がありそれぞれ巨大な神様が鎮座しています

こちらは神様が乗った船

単純な一本道ではなく意外と複雑な造りになっており、行きと帰りで別の通路が用意されていたり2階があったりでうっかりすると一部見逃してしまいます