MRT公館駅近くにある基隆路と羅斯福路の交差点は圓環(ロータリー)と地下道が組み合わさった独特な構造をしています。それらが撤去され一般交差点化されることが決まり、撤去前の様子を記録してきました。

公館駅側の地下道入口

交差する横断歩道から地下道を覗くとこのような感じ。現在はバス専用道ですが、以前は逆に一般車専用でバスは通れなかったことを若い人は知らないかもしれません

地下道の真上にあるロータリーにやってきました。左側基隆路からやってきた車が左折しますが、信号が設置されているのでロータリー内で停止します

別角度から

中央にある「島」に上陸してみました。一切看板のない謎建物があります

師大分部側出入口

バスが地下道に潜っていく様子がわかります

交通量はかなり多いです

車道のほかに歩行者用の地下道も設置されており、こちらも記録してきました。出入口は公館駅側の両サイドにあります


階段を降りてみましょう

中に設置されている案内看板

反対側まで抜けてみましょう


最終日の朝いつもは使わないバスで出勤し地下道区間の前面展望を動画撮影しました。地下道に入る直前、今日はまだ通れるのか?という感じで徐行しています


翌日再び現地へ行くとすでにコンクリートブロックが運び込まれ通行できなくなっていました。ミキサー車もいたので土砂ではなくコンクリートで埋めるようです

フェンスにくくりつけられたリボンは抗議のためのもの。この工事を行うにあたっては地元からの強い反対がありました。
立体交差をやめて普通の交差点になれば当然流れが悪くなりバスの所要時間も延び、さらに現場は単純な十字路ではなく六叉路なので待ち時間はより長くなる可能性があります。このことは認めつつも現在のロータリー形態は交通量に見合わず事故が起きやすいから撤去する、というのが市政府側の主張。
本当になくしたいのはロータリーだけなので立体交差は残し、神奈川県人にしかわからない表現をすると戸田交差点や原宿交差点のような形態にする案も検討されたようですが工期≒費用が何倍もかかるということで却下に(この辺報道の表面をなぞっただけなのでちょっと違っているかもしれません)。結局埋めることになりました

歩行者用地下道も塞がれています