だいぶ以前に紹介しました西寧市場。傳統市場とオーディオ街が同居する特異な市場ですが、その背後には巨大な建物が控えています。西門國宅(国営住宅)で、築40年以上が経過し老朽化が進んでいることから来年の取り壊しが決まったとの報道があり、市場も運命を共にすると思われることから久しぶりに再訪してきました。
傳統市場側の入口。背後の高層建築が西門國宅

7年前と比べるとLED電光掲示板が撤去され、新しい看板に変わっています

2方向に分かれた特徴的な入口

現時点ではまだ通常通り営業中

何でもありそうな八百屋さん

この特徴的なスロープはバイクを引き入れるため?

1Fの店ではApple PAY・Google PAYが使えるようになっていました

このフロアは非生鮮品がメイン


オーディオ街も元気に営業中

懐かしいオートリバースラジカセ。意外としますね

真空管も根強いファンがいる様子

オーディオ街側の入口は7年前と変わっていません

側面には

理髪店がありました。まさかここから頭を突き入れてカットしてもらうわけではなく、入口は反対側にあるのでしょう。通常カット170元、坊主頭は割引で100元

裏手には廟があります


景福宮という名称

土地公みたいな感じです

建て替え後のイメージらしきものがありましたが、かなり規模を縮小し本当に土地公規模になりそう

住宅部分も問題なさそうな部分(4階以下は公共機関などが入居)まで行ってみました。エレベータホールからすでに荒れた感じで一基は停止しています

ポストもゴミだらけ

5階以上の住居エリアはそもそも行けないようになっていました。すでに退去が済んでいるようです

3階も何らかの機関があるはずですが、看板もなにもなくここもすでに移転済みのよう。もう取り壊しを待つばかりとなっているみたいですね

ところでこの建物はスーパー事故物件として遠くまでその名を知らしめており、41年で少なくとも30名が亡くなっているとのこと。理由は事件・事故・自殺など様々でそれをテーマにロケも行われたとのこと。それも過去のものとなりそうです