2022年12月27日をもって終わりを迎えることになったのは加祿駅の硬券だけではありませんでした。1980年代初頭から40年以上に渡って運用されてきた復興號用車両の定期運用が終了したのです。これは同時に台鐵から手動扉の車両がなくなるということでもあり、今回のダイヤ改正の中で最大の出来事でした。

私が出かけてきた最大の目的もこちらであり、丁度加祿の硬券とも相性が良かったためセットで行程を組んでみた次第です。

つい先程購入した硬券を握ってホームへ。入選してきた列車を見ると…あれ?いつもより余分に何か繋げているように見えます

車内は窓側がほぼ埋まるくらいの乗車率で、探せばまだいくつか窓側席も空いていました

幸い往路の天気はよく、南迴線のセールスポイントである絶景がよく見えます

ワイドビューな車窓がこの車両の大きな魅力。幸い柱に当たらない良席を確保することができました。莒光號と同じ窓割りのところにより多くの座席を詰め込んでいるため眺望面で当たり外れが大きいのです

車内はそれなりに盛り上がっており、あちこち撮影している人が多くいます。そして內獅を出たあたりでなんと記念乗車証の配布が回ってきて私もいただきました!

なかなか立派な券ですが台鐵が製作したものではないように思えます。どこかの個人か愛好団体の手によるものでしょうか?

枋山でしばらく停車時間があるので少々撮影。手動扉をオープン

クローズ

もう一度オープンして外へ

DLと客車の間にELが挟まっていました。パンタは上がっておらずついで回送でしょうか?

こうしてみるとEL牽引のようです

外からオープン

クローズ

検査表記・まだしばらく期限はありますが、貸切などで走る機会はあるのでしょうか?



運転停車の枋野駅にて。中央にいるカメラを持った女性、あの長いダートを抜けてきたのですね

再び停車時間の長い金崙でホームへ。ちょっとしたお祭りになっています

皆ホームへ出て空いているところで車内を


「唐榮製造」の銘板を撮りたかったのですが、全車両なくなっていました。盗難等ではなくどうも事前に外したようです

無事終点の台東に到着。駅を出てすることも特にないのでこのまま折り返しの枋寮ゆきを待つことにしました

(後編へ続きます)