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氷屋めぐり第23回は台北市の龍都冰菓專業家。前回桃園の龍都を紹介しましたので、今回は続けて台北の龍都を取り上げたいと思います。龍都は私にとって最もなじみのあるかき氷店であり、かき氷=龍都でした。
というのもうら若き旅行者であった頃よく泊まっていたのが龍山寺エリアのキリンホテル。ホテルとセットの格安航空券を購入するとだいたいここでした。そしてキリンホテルから行く夜市といったら艋舺・華西街。当時龍都は艋舺夜市にありましたから自然と行く流れに。現在は和平西路(內山公路)に移転しており、移転後初の訪問になります。

訪問したのは18時前、これから晩ごはんという時間帯ですがガッツリ行列ができていてびっくり

ただ回転はよく、おじさんがテイクアウトorイートインや人数を事前に確認して効率的に案内していくのでサクサク進みます。
そろそろ入れそうというところでちょっと懐かしいものを見つけてしまいました。左側の看板、「汁花」の部分が扉になっていて開閉が可能です。中の蛍光灯を替えたりメンテナンス用かと思いますが、これ旧店舗の看板にも同じ仕組みがあったのです

ショーケースに並んでいるのはパパイヤその他…のハリボテ!店内にはちゃんと本物があります

今年はマンゴー不作なのでマンゴーかき氷の販売はなし。良いものが手に入らないなら無理して売らない、という老舗の心意気を感じます

店内はもちろん新しくなっていますが、どこか旧店舗の面影があります。入って右が注文カウンターというのも一緒

特徴的な島型カウンター席

山積みになった本物のパパイヤ・レモン・アボカド

トッピングコーナー

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残念ながら水果冰はないので愛玉檸檬冰を注文しましたが…

これが大正解!雪花冰でもないのに氷はふわふわ。他所では塊で乗っていることが多い愛玉がナタデココのように細く切られていて非常に食べやすい。そして最後までしっかりと効いているレモン。絶品というほかなく、間違いなくこれまでで食べた愛玉檸檬冰の中で最強です。正直どこで食べてもそんなに変わらないメニューだと思っていましたが、さすが創業105年の老舗でした

壁には昔の写真が貼られています

また食べに来たいですね