台湾でも梨の生産盛んでいくつもの産地があります。
特に知名度が高いのはいずれも台中市内(旧台中縣)の梨山と東勢で、生産量も多く通常台北の市場で見かけるのは大抵このどちらかで生産されたものです。

しかしこれら以外にも規模は小さめながらも産地はあり、個人的に食べて感動した産地(ブランド)が2つあります。そのうち一つが新竹縣の新埔梨。生産量が少ないため他所には出回らず、主な入手方法は農家からの取り寄せか現地購入。何でも産地まで行くのが好きな私はもちろん出かけてきました。

新埔の町に到着しバスを降りると早速道沿いに直売の露天が何軒も出ています。

陳列台に書かれている通り主な品種は「青皮」「豐水」の2種類

ここで買ってもいいのですが、今回はネットで当たりをつけた新埔旺伯高接梨さんへ向かいます。

バス通りを外れて果樹園が多い方へ

通ってはいませんがとてもいい感じの小径を発見

徒歩数分で到着

家族経営の農園で、購入したい旨を告げるとまず試食をさせてくれました。よく冷えた梨はみずみずしくて美味しい!丁度収穫期のど真ん中でしたので、青皮・豐水とも味わうことができました。青皮の方がより水分が多く、甘みは豐水の方が若干強いように思いました。

試食のあとは購入タイム。事前に品種と規格を問い合わせておいたので計画通りに購入。粒の大きさで青皮は1斤80~90元、豐水は80~130元の価格帯。通常市場で見かけるのはせいぜい1斤50元程度なのでやはり高級品です。
自分用に90元の青皮2個と豐水4個を購入、420元也。他に友人用に80元豐水4個を購入しました。

こんな感じで箱に入れてくれましたが、友人の分は入り切らずリュックの中へ。

さて、箱の中身はこうなっています。袋が2つ入っていますが、左のでかいのは「おまけ」です。

合計10個購入したわけですが、これもどうぞとやけにでかい袋を渡され中には青皮が9個。さらに試食で剥いてくれた2個も頂き、買一送一どころか買ったのより多いおまけを頂いてしまいました。
剥かれたものは長く持ち歩けないので近くで場所を見つけて一気に食べることになりましたが、美味しかったのでよし。

それより大変だったのはたくさん入れてくれたおかげで重くなり、歩いている途中で底が抜けてしまったことでした(なんとか解決してお持ち帰りしました)。

今回購入した中で最も大粒のものは1.5斤ほどありました

1個しかないのに皿からはみ出してしまう大きさ

また来年も買いに行きたいですね